水泡

とある曲を聞いて頭に流れた景色を言葉にして綴る場所。

まちがいさがし『生活はその日のために』

四畳半なありきたりな空間に私は閉じ込められている。

正しくは身体毎ではなく、精神的にということ。
 
息をする為に、生きをする為に、何かを犠牲にしている。
 
生活を繰り返して
明日を待っている
今日を見送っている
昨日を惜しんでいる
 
時々全てを壊したくなるくらいの不安が押し寄せてくる。
心臓が爆発して、私は私でなくなることを望んでいたりもする。
 
私一人だけのものだったら、一生救われないんじゃないかなって。
幸せを知らないのは、私だけじゃないかなって。
 
明けない夜を掌に乗せたまま、変われない自分を毎日殺そうとしていて、
あの頃にこうしていれば とか
この頃欲しがっていたものが違えば とか
そういうこと嘘でも言ってはいけないと分かっていても、
自身が作り出した悪夢を毎日毎日繰り返し見続けている。
 
絶対覚めない夢はないけれど、
絶対叶う夢などこの世にはない。
 
理不尽に背負わされる罪も
不条理で罵られる事も
消えてしまいたいぐらいの失敗も
しなかったことへの後悔も
全部、消えないように
 
『続』